狩野永徳筆『花鳥図』(複製)
狩野永徳筆『花鳥図』(複製)
茶聖・千利休の菩提寺として知られる大徳寺の塔頭、聚光院。開創460年を迎え、約3年半ぶりの特別公開を開催する。
日本絵画の最高峰・狩野永徳とその父、松栄による国宝障壁画46面(公開は複製)や、2013年の書院落慶に合わせ奉納された、現代日本画のトップランナー、千住博画伯の障壁画『滝』が公開されるほか、表千家7代如心斎が千利休150回忌に寄進したとされる茶室「閑隠席」(重文)などが公開されます。
通常は非公開の静謐な空間で、茶の湯の精神と現代美術が響き合う貴重な機会です。
永徳が24歳の時に描いたとされる襖絵。全体的に躍動感あふれるダイナミックな筆使いだが、琴や書などを嗜む賢人たちに目を移すと、表情やしぐさは細やかに描かれている。

表千家7代如心斎が、千利休150回忌の際に寄進したと伝わる三畳の茶室。如心斎が利休の目指したものを忠実に表したものと言われ、素朴な中に禅の厳しさを感じる。

2013年に落慶した書院に奉納された障壁画。現代日本画界を代表する千住博画伯が「時の流れを象徴するモチーフ」として、鮮やかな青に白い滝を描いた。

永禄9年(1566)、三好義継が父、長慶の菩提を弔うために、大徳寺第107世住職、笑嶺宗訢(しょうれいそうきん)和尚を開祖として創建した。後に、笑嶺和尚に参禅していた千利休が聚光院を自らの菩提所としたことから、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家の代々の墓所となっている。
本堂(重文)障壁画は狩野永徳とその父、松栄による障壁画(全て国宝、公開は複製)があるほか、方丈庭園(名勝)、茶室「閑隠席」「枡床席」(共に重文)、千住博筆障壁画『滝』など非常に豊富な文化財を有する。
狩野永徳『花鳥図』(複製)
大徳寺 聚光院 京都市北区紫野大徳寺町58
京都駅から約30分、地下鉄北大路駅から約5分。大徳寺総門(旧大宮通り沿い)南側に有料駐車場有り