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謁見の間

【今秋公開】光格天皇仮皇居 狩野派障壁画100余面
本山修験宗総本山 聖護院門跡

特別公開

2023年10月7日~12月3日

天皇御即位記念修復事業後「書院」初公開

拝観休止日など詳しくは「拝観のご案内」をご参照ください。

宮門跡として明治まで代々皇族や摂関家が門主(住職)を務め、時の天皇の仮皇居ともなった格式高い寺院であり、本山修験宗の総本山。それを証明するかのように、境内は狩野派による豪華絢爛な障壁画に彩られています。
大玄関から上段の間まで続く金碧障壁画には花鳥や賢人、また雄大な自然が描かれています。また、廃仏毀釈の際には廃寺となった末寺から本尊を預かったため、現在も多くの不動明王像が安置されています。後水尾天皇が女院のために建てた優美で繊細な書院は御所から移築されたもで、3年間の修復を終えてこの度、公開される。

  • 狩野派筆 宸殿障壁画

    宸殿には狩野山雪の子、狩野永納と、狩野探幽の養子、狩野益信による金碧障壁画100余面が納められており、緑青や朱を使った迫力溢れるものから、墨を主として描いた落ち着きのあるものまで、幅広く描かれています。

  • 本尊 不動明王像(重要文化財)

    聖護院は、明治の廃仏毀釈の際に廃寺となった末寺から預かった不動明王像を多く安置しています。本堂に安置されている不動明王像は平安後期の作で、聖護院の数度の火災を免れ、守られてきた。

  • 書院(重要文化財)

    後水尾天皇の女御が使用していたと伝わる書院は延宝4年(1676)に聖護院が現在の地へ移転してきた時に御所より移築された。障壁画が残る二室には、当時としては非常に高価であったガラスを花頭窓に使用するなど贅がつくされている。違い棚周辺には豪華でありながらも緻密な金細工がされていることや、釘隠しに折り文や七宝を使うなど、女性好みの志向が凝らされている特徴がある。3年間の修復を終え、今秋一般公開される。

  • 書院修復記念特別朱印

    美しくよみがえった書院の外観や違い棚の透かし彫りなどの意匠を、朱色の布に手捺染(てなせん)と呼ばれる伝統的な技法を用い、京都の職人が手作業で金色に染め上げました。 明治までは聖護院の南側に聖護院村があり、鴨川にかけてうっそうとした「聖護院の森」が広がっていました。この森の紅葉は錦の織物のように美しいため「錦林」と呼ばれ今も地名として残っております。また、その美しい森の中にある御殿であることから、聖護院は別名「森御殿」とも呼ばれています。この特別朱印の「森御殿」の文字は聖護院御門主 宮城泰年猊下の揮毫によるものです。
     
    授与期間:令和5年10月7日(土)~ 無くなり次第終了
    志納料 :¥1,500

沿革

役行者を宗祖とする本山修験宗総本山。寛治4年(1090)、白河上皇の熊野御幸で護持僧を務めた増誉大僧正に、「聖体護持」から2字をとった聖護院を与えられたことに始まります。代々、皇族か摂関家が門主(住職)を務め、天明の大火により御所が火災に遭った際は、光格天皇の仮皇居ともなりました。総本山として、法要の際は全国から多くの山伏が集まり、大規模な護摩修行が勤行されます。

宸殿と本堂

拝観のご案内ADMISSION

公開期間
2023年10月7日(土)~12月3日(日)
公開内容
  • 大玄関
  • 宸殿
  • 狩野永納・狩野益信筆 宸殿障壁画
  • 本堂
  • 本尊 不動明王像(重要文化財)
  • 書院(重要文化財)

拝観休止日
10月12日~15日、11月28日・29日
※法務により拝観休止日が増える場合があります
拝観時間
10:00~16:00受付終了
拝観料
大人800円 中高校生・大学生600円 小学生以下無料(保護者同伴)
※団体15名以上は700円(旅行会社様 団体料金でのクーポン適用不可)
ご連絡先
聖護院HP https://www.shogoin.or.jp/
個人の方は聖護院まで TEL 075-771-1880 / FAX 075-752-4088
団体・旅行会社の方、取材のお申込みは京都春秋まで
ご注意事項
以下の事項について、予めご了承ください。
  • 新型コロナウイルス感染拡大状況、社会情勢によっては拝観内容が変更または中止になる場合があります。
  • 境内は一部を除き撮影禁止です。
  • 建物の構造上、車いすでの拝観はできません。
  • 杖をお使いの方のため、杖カバーをご用意しております。
  • 文化財保護のため、お荷物は体の前に抱えてご拝観をお願いいたします。
  • 境内ではスタッフの指示に従ってください。拝観の妨げになると判断した場合は、拝観料をご返納の上、お引き取りいただきます。
  • 暴風警報や大雨警報、地震など、文化財保護の為や拝観に来られる方に危険と判断した際は、事前の予告なく拝観休止とさせていただきます。休止を決定した時点で当HPやFacebook、Twitterにてお知らせいたします。
  • 10名以上の団体様は事前予約をお願い致します。予約先/京都春秋 FAX 075-231-6420

交通案内ACCESS

所在地

本山修験宗総本山 聖護院門跡 〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15

電車、バスでお越しの方

京都駅烏丸口から市バス
  • 京都駅前D2のりばから市バス206系統 祇園・北大路バスターミナル行き熊野神社前下車徒歩約5分【目安時間35分】
京都駅から地下鉄と市バス
  • 地下鉄烏丸線京都駅から国際会館行き→丸太町駅下車
    バス停烏丸丸太町から市バス65・93・202・204系統熊野神社前下車徒歩約5分【目安25分】
京阪電車神宮丸太町駅から
  • 5番出口から徒歩約10分
阪急河原町駅から市バス
  • バス停四条河原町Eのりばから市バス201・203系統熊野神社前下車徒歩約5分【目安時間20分】

お車・タクシーでお越しの方

京都駅から約25分、阪急河原町駅から約10分。特別公開中は境内駐車不可。

Shogo-in Temple

Shogo-in Temple is the headquarters of "Shugen-do", a harmonious religion of Japanese-made Buddhism and mountain (or other animism faith) worship. This temple has been known as "Miya-monzeki" since many people from the royal family served as chief priests. In buildings, you can see about 130 pictures on the sliding door decorated with vivid colors and gold-leaf backgrounds.They are painted by the Kano school's painters in the Edo period. The buildings "Shoin" transferred from the Kyoto Imperial Palace(Kyoto Gosho) and a considerable number of Buddha statues are also one of the highlights.

Opening Schedule
2023 October 7 – December 3
Opening Time
10:00am – 4:00pm
Closed
10/12-15, 11/28, 11/29
Admission
Adult 800yen, 12-18 years old and college students 600yen, under 12 years old free if accompanied by an adults.
Address
15 Nakamachi Shogin, Sakyo-ku, Kyoto Google Maps

株式会社京都春秋SECRETARIAT

   

〒604-0854
京都市中京区二条通東洞院西入仁王門町26-1 御所南二条ビル3階
TEL 075-231-7015 / FAX 075-231-6420
(受付時間 平日10:00~17:00)

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